SASAYAMA COTTON BASE −
綿から、ジーンズまで。全てがここに。
この場所は、種をまくところからジーンズを作るところまで、
全ての工程を自分たちで行える施設です。
ものづくりの原点に立ちかえり、時間と手間を惜しまず、
自然と共に生き、地域と共に育ち、未来へとつながる服を。
私たちのジーンズは、ただの衣服ではなく、「綿から育てた物語」そのものです。


綿が糸になり、それが生地となる
自然から生まれるジーンズ完成までの旅
綿花から始まる、ものづく りの原点

綿を収穫する
一粒の種が、未来の布になるとき
太陽をたっぷり浴びて実った綿花を、ひとつずつ丁寧に摘み取ります。
手摘みにこだわるのは、繊維を傷めず、自然の恵みをそのまま受け取るため。
この白くやわらかな綿が、やがて糸となり、生地となり、あなたの暮らしを包む一枚に。
全てはこの小さな、収穫から始まります。

綿繰りをする
種と繊維を分ける、ものづくりの第一歩
摘みたての綿花の中には、小さな種がしっかりと包まれています。
綿繰りとは、この種と繊維を丁寧に分ける工程です。古くは、手動の木製道具を使い、今では専用の機械で行います。
この作業は、布づくりの基礎となる大切な一歩
繊細な繊維を傷つけずに取り出すことで、後の糸作りや織りにも優しい質感が生まれます。
何気なく着る一枚の服も、こうした小さな手間と技から生まれています。

綿から、糸へ
繊維がつながり、糸になる
綿繰りで種を取り除いた綿は、まず繊維をほぐして整える、「カード工程」へ。
ふわふわの繊維を何度も梳(す)きながら、ゴミやムラを取り除き、糸の元となる帯状のスライバーにしていきます。
その後、スライバーを何本も合わせて引き伸ばしながら、撚り(より)をかけていく「紡績」の工程へ。
繊維が一本の糸へと姿を変える瞬間です。
*カード工程とは、綿などの繊維をほぐし、均一に揃えて糸にしやすくするための工程。
*スライバーとは、綿などの繊維を整えた後にできる、太くて丸みを帯びた、ロープのような形の帯状の繊維の束です。

糸から生地へ
糸がかたちを持つとき
整えられた糸は、織ったり編んだりする事で、生地として命を吹き込まれます。
織物は、経糸と緯糸を交差させて、しっかりとした布帛に。編み物は、糸を輪にして、やわらかく伸びる生地に仕上がります。
糸の質感と編み方の工夫で、同じ素材でも全く違う風合いに。
一枚の服になる前の、繊細な変化の時間です。
*経糸とは、織り機をまっすぐ張られる基本の糸です。布の骨組み隣、強さや安定感を生み出します。
*緯糸とは、経糸に対して交差するように通していく糸。素材や色を変えることで、生地に表情や柔らかさが加わります。

生地がジーンズになるとき
時を越えて育つ、暮らしに寄り添うひとつへ
いよいよジーンズとしての姿をまとい始めます。
まずは、生地の表情や厚みに合わせて裁断。
一本一本のジーンズのパーツが、丁寧に切り出されます。
その後、縫製へ。強度と動きやすさを両立させるため、太番手の糸を使いながら熟練の手で縫い合わせていきます。ポケットやベルトループなど、細かな部分も一つ一つ丁寧に仕上げます。
はじめは張りのある布も、時を重ねるごとに柔らかくなじみ、持ち主だけの色や形へと育っていきます。

