SAMURAI COTTON PROJECT
日本人のための、日本人による日本人にしか作れないモノづくり
全てを我々の手で、純国産の製品を作りたいというコンセプトのもと、このプロジェクトはスタートした。
綿を自家栽培し、その収穫した綿で高品質の衣料を作る。単純ではあるが困難を極めるプロジェクトである。
多数存在する日本のアパレルブランドは、
一般的に海外から輸入した綿を使用して衣類を作っているが、
海外の綿花の栽培現場では様々な問題が深刻化しています。
我々サムライジーンズは、綿から育てた「完全に自分たちの手で作り上げるメイド・イン・ジャパン」の
ジーンズを作れないのか?と考え、2008年プロジェクトが始まりました。
「原材料からすべてにおいて100%日本製」は、
今の日本では不可能といわれる中、日本人としての誇りを取り戻すべく、
ジーンズをはじめとした様々な商品において、
高品質な衣料づくりに誠心誠意取り組んでいます。
江戸時代後期には日本から消え去ってしまった「和綿」を復活させ、
和綿の無農薬栽培を行っております。
これらを通じて地球環境を視野に捉えたものづくりの大切さを学び、
同時に「和綿」の品質の素晴らしさや日本の農業の在りようを知り、
このプロジェクトに挑んでいます。
【地域と共に】
地元(兵庫県篠山市)の小学校の授業を通して、ものづくりをしているアパレルブランドとして、子どもたちに、綿の栽培から収穫、紡績、織布、染めという、ワタから衣料になるまでのプロセスを実際に体験してもらい、衣料の成り立ちを学ぶ機会を提供することが、我々の使命であると自覚しています。
多くの人がかかわることで初めて「衣類」となることを大人も含めて、改めて思い、次世代に受け継いでいくべきであろうと考えます。
【都会と地方との交流】
毎年、3月から10月ころまで、毎月イベントを行い、普段なかなか自然に触れることが少ない都会にお住いの方にも、大自然の中で実際に体験していただいています。
【地球と人にやさしく・無農薬】
サムライジーンズが扱う和綿は、無農薬で栽培されています。
地域の、荒れた竹林を整備し、その竹から作成した竹炭や竹チップを用いたり、鶏フンを利用、種を肥料に再利用するなど、これまで培った経験を活かし、トライアンドエラーで、土壌の質も年々向上しています。
【耕作放棄地の利活用】
昨今、若者の田舎離れによる空き家や空農地の増加が問題視されており、サムライジーンズはこの土地を利用し、活用することで、
綿栽培による雇用の創出を目指しています。
【障害者の就労支援】
綿から種を取り除く作業を、障害者の就労支援事業として委託しています。
プロジェクトの取り組み
和綿の栽培に関して、説明書が存在するわけでもなく、資料だけでは、当然はじめからうまくいくことはありませんでした。
当時、実際に栽培していた先人の知恵と経験を学び、多くの協力があって、このプロジェクトは前に進んでいます。
種を植え、育て、収穫する。究極のMADE IN JAPANへ