投稿日:2010/06/30
耳コレクションの続きです。

五輪之書デニム採用の二刀流セルビッチです。宮本武蔵の二刀流をイメージした片側「金」片側「銀」のこだわった耳です。過去の武蔵モデル(本藍武蔵は違います)も、この金と銀の二刀流セルビッチです。デニムの横糸がカラーなので耳にも横糸の色が少し入ります。

サムライ倶楽部(自動車倶楽部)用のシグナルカラーセルビッチです。その名の通り、信号のカラーをイメージしたセルビッチで、豪華に「青」「赤」「黄色」のラメ糸を撚り合わせております。

倭モデルの倭魂セルビッチです。「カスリ撚り」という技法を使い、「藍染め」と「銀糸」をミックスです。カスリ撚りとは、古来は人間の手で行われていた作業であり、その為場所により糸のねじれ方が異なり、パンツ一本一本で耳の見え方が変わります。美しい藍色のセルビッチです。

大坂の陣シリーズ採用の「鎖帷子セルビッチ」です。耳にするとちょっとわかりにくいのですが、本当に鎖(くさり)のような形状の糸を入れております。
過去にも色々とやっていますが、最近のと定番はこんな感じです。
ちなみに、ラメ以外の糸は(青・赤・黄色などデニムの色糸)、サムライオリジナルのカラーとしてわざわざ染めて作っているのです。後、糸が一本だけだと目立たないので色糸とラメ糸で数本撚って耳糸を作っております。
サムライオリジナルデニムの耳!!凄いでしょ!?
カテゴリ:SAMURAI JEANS, 細部へのこだわり
投稿日:2010/06/23
前回、耳への思いを書きましたが、今回は多種あるサムライジーンズオリジナルデニムの耳をそれぞれ紹介していきましょう。

先ずは刃モデル「17oz左綾蒼刀セルビッチデニム」通称「剣士耳」です。青といっても水色っぽい綺麗な色です。

21ozスペシャルセルビッチデニムの耳です。赤と金と銀のラメ糸を入れた特別版です。21ozだけあって糸が太いので耳もゴツイです。

芸者の「16ozお色気セルビッチデニム」通称「色気耳」です。ピンクで女性っぽさを表現してます。

代表「刀耳」です!シルバーのラメですね。15ozと19ozで採用しております。

零モデルの「17oz武士道セルビッチデニム」通称「武士耳」です!燃え上がる魂を表した「赤」のラメです。
まだまだありますよ~!次回へ続く!
カテゴリ:SAMURAI JEANS, 細部へのこだわり
投稿日:2010/06/16
リベットのお話です。

上はオリジナルも含めサムライジーンズで主に使っているリベットです。もちろんSETですが、わかりやすいようにバラで撮ってみました。上の段はリベットの足ですね。本来これがリベットと言われるそうです。下の段はリベットバーです。上の足に被せるパーツです。
一番良く使うのが上の真ん中「サムライ」と下の右「サムライジーンズ巴」のバーのSETです。いわゆるブチ抜きタイプになります。ヴィンテージ系ジーンズメーカーはだいたいコレですね。実は・・「サムライジーンズ巴」のバーは両面に刻印が入っております・・・・・これだけで型代が倍!!!になるのでコスト的には困りますが、実際リベットを打つ時に表裏で間違えて打ってしまうと大変ですし、生産効率を考えて、両面に刻印を入れております。
「諸行無常」はショートリベットなので主に隠しリベットとして使っておりまして、下の真ん中にあるUFOのような形状のバーとSETになります。このバーは、ジーンズを破かないと見ることが出来ないので貴重ですよ(笑)。UFOと言われるだけあってモッコリとした形状で、ポケット端部分のアタリに一役買っております。
「サムライ」「諸行無常」のリベットはデザイン的に「銭型リベット」とも言っております。企画当時、円形で銅色なのでサムライっぽく古銭みたいなデザインがいいなぁと思って考えました。リベットメーカーの担当営業の方が、このデザインをかなり新鮮に感じて頂いたようで、営業用のプレゼンボードにぜひ載せさせて欲しい、と言われたのを覚えています。
左の上下のSETは、主に「刃シリーズ」で使っているリベットです。こちらは被せるタイプでやや大きめの形状になります。
素材は「銅」なのですが、使い込む事で銅ならではの「緑青」が出てきて渋みを増していきます。
オリジナルリベットを使い出して随分経ちますが、生地・ボタンはもちろん、中でも特別に量を作らないといけないリベットをオリジナルで製作出来たときは、ジーンズブランドになったなぁとしみじみ思いましたね・・。
リベットもこだわってます!!
カテゴリ:SAMURAI JEANS, 細部へのこだわり
投稿日:2010/06/07
今回の企画は、サムライジーンズの原点である初代パッチに描かれている宮本武蔵と佐々木小次郎のうち、宮本武蔵に焦点を当てた企画です。宮本武蔵は組織の中で安定を求めることを嫌い、自分の可能性をどこまでも追及し続けながら雑草のように強くたくましく生き抜いたと言われています。名高い宮本武蔵の伝説には諸説ありますが、どの伝説にも共通する彼の『真の強さ』に惚れ込んで企画したのが今回の限定シリーズです。負け知らずといわれる宮本武蔵の記した兵法書「五輪之書」は非常に有名で、そこに書かれている論理は現代でも充分に通用するといわれています。その武蔵の戦いにおける哲学を、2010年スペシャル限定ジーンズのメッセージとして織りこみました。
この限定シリーズでは特に「天然」の染めにこだわりました。緯糸の天然染めによって通常では味わえない独特の風合いを出すことができ、穿きこむほどに益々個性が際立ち、穿き手にのみ与えられた特権である「世の中で唯一自分だけの色落ちと表情をもつジーンズ」を十分に楽しんで味わっていただけるものと自負しています。
2010年スペシャル限定ジーンズ【五輪之書】は、地の巻、水の巻、火の巻、風の巻、空の巻、の5つで構成
地の巻
【臨 機 応 変】
様々な武器の長所を知り
適材適所に使い分ける能力をもって何事にも臨機応変に対応すべし
生地は、indigo100%で表現できる特濃色で染色。緯糸の染めは「柿渋」と「泥」を主とした天然染料。緯糸を染める事でデニムの裏は茶色になり、表はやや茶色がかったインディゴ色となる。
水の巻
【柔 軟 性】
常に変化を求めなければ成長せず、生き残ることはできない
水のように自由に流れる動きのごとく柔軟な対応をすべし
生地は、indigo100%で表現できる特濃色で染色。緯糸の染めは「淡藍」の天然染料。緯糸を染める事でデニムの裏は水色になり、表はやや水色がかったインディゴ色となる。
火の巻
【状 況 判 断】
まずは敵のデータを収集せよ。タイミングを見極める力を得、先手を取れ
生地は、indigo100%で表現できる特濃色で染色。緯糸は、天然のハーブ「ウコン」と「スオウ」で染め。緯糸を染める事でデニムの裏は赤色になり、表はややピンクがかったインディゴ色となる。
風の巻
【正 当 性】
迷いのない心を手に入れよ
情報を得、比較検討の上、我が流儀の極意をつかめ
生地は、indigo100%で表現できる特濃色で染色。緯糸は、天然のハーブ「ウコン」と「スオウ」「クチナシ」で染めた。緯糸を染める事でデニムの裏は黄緑色になり、表はやや黄みがかったインディゴ色となる。
空の巻
【有 善 悪 無】
智は有りなり。利は有りなり。道は有りなり。心は空なり。
生地は、indigo100%で表現できる特濃色で染色。緯糸は、天然の「炭」で染めた。緯糸を染める事でデニムの裏は灰色になり、表はややグレーがかったインディゴ色となる。
これら五輪之書シリーズは、単に限定というだけではなく、同じS5000VXでありながら、それぞれに個性的で違った表情を見せてくれる5種類のデニムの違いを感じつつ、色落ちさせる楽しみを今一度実感していただけるのではないかと思っています。ぜひ5本を手にしていただきたいと思います。

カテゴリ:モデルへの想い
投稿日:2010/06/06
今回は人気の21ozデニム・倭15ozデニムの色落ちを紹介します。いずれも1年近くほぼ毎日穿いたものです。
先ずは、21ozデニム!


表情としては「零17oz」と似た感じですね。ムラ糸でザラ感があるので、点で落ちたような雰囲気です。ただ、21ozなので糸がかなり太くなりますから、アタリの付き方もぶっといワイルドな感じになります。これぞオトコのデニムですね!
画像には無いですが、セルビッチ部分も太く厚いので、脇のアタリもいい感じに出そうですね。
お客様によく「ヘビィーだから色落ちさせるの大変そうですね?なかなか落ちないでしょ?」と言われますが、ヘビィーなのと色落ちのスピードは関係ありません。サムライ21ozはアタリも付きやすく色落ちも早いと思いますよ!もちろん糸の染め方や糸質等が関係してきますが、それはまたの機会に。
では、倭15ozデニム!


繊維長の特別長い「超長繊維」の綿を使っているだけあり、他のサムライオリジナルデニムと比べるとしなやかで柔らかく優しい印象の色落ちです。打ち込み(密度)はしっかり入っているので、縦落ち感は強いですが、男気15ozのような荒々しさやムラ感はありませんね。綺麗な色落ちです。
ちなみに、前ポケット口とヨーク部の巻縫いはトリプルステッチになっていまして、真ん中は黒のコアー糸(スパンに綿糸でカバーリングした糸)を使って縫製しているのですが、穿き始めは全く目立たないのが色落ちして、綺麗に3本ステッチが見えてます。
サムライジーンズのジーンズはほとんどを「綿糸」で縫製しているのですが(↑一部コアー等も使ってます)、製品としての耐久性などを考えると、オール綿糸で縫製する事でのリスクも正直ありますが、あえて縫製糸に綿糸を使うのは、やはりこれも「色落ち」へのこだわりなんですよね!!
カテゴリ:SAMURAI JEANS, 細部へのこだわり
投稿日:2010/06/02
サムライジーンズの商品の中でも、特に人気のある「サムライ雷石鹸」を皆さまはご存じでしょうか? サムライジーンズを洗う際にはご利用いただいている方も多いかと思います。この石鹸は無添加で純度100%の石鹸で自然に非常に優しいものです。通常、石鹸というと使いにくい、汚れが落ちにくい等、抵抗を感じる人も多い中、この雷石鹸は少量でも、驚くほど「汚れのみ」を落とします。化学洗剤のように多くの量も必要とせず、ジーンズの汚れ落としには、ほんのスプーン一杯で充分です。使い方のポイントは「良く泡立てること」です。試しに、テーブルや床などを拭いた汚れたタオルを、よく泡立てた少量の雷石鹸で洗ってみてください。その汚れの落ち具合にまず驚かれることでしょう。また台所のスポンジに少量をつけて泡立ててステンレスを磨いてみてください。驚くほどピカピカになります!
さて、この雷石鹸ですが、実は、皆さまに販売する形になる前に、石鹸を袋&箱詰めする作業があります。その作業を、現在「NPO法人知的障害児・者療育サポートセンターくれよん」に委託しています。この「NPO法人知的障害児・者療育サポートセンターくれよん」は、次のような理念のもとに、障害のある方たちの作業訓練、基礎学習、社会適応トレーニング、運動のプログラムなどを行なうことで、ステップアップを目指すという、就労継続支援事業を実施しておられます。この法人の理念は、『障害を持つ人に必要なのは「発達を促す手立て」、つまり療育であると考える。障害の重い人も軽い人も療育によってそれぞれの発達を促し、作業能力を獲得し収入を得て、地域での生活を可能にしなければならない。』というものです。
サムライジーンズは、このNPO法人の理念に賛同し、何らかの形で応援していきたい、という気持ちから、サムライ雷石鹸の箱詰め作業を委託しています。人がそれぞれに努力し訓練することで、自分なりにステップアップし豊かな社会生活を送っていきたいという思いは皆共通であり、サムライジーンズの社会貢献活動の一つとして、そういった活動をしているNPO法人のお手伝いができれば、ということで、作業をお願いしています。
「サムライ雷石鹸」を手にしていただいた皆さま、この石鹸は『自然を思いやる気持ち』と『人を思いやる気持ち』満載の心温かい石鹸ですので、どうか大切にお使いいただきますようお願いいたします。
メンバーさんによる雷石鹸の袋&箱詰め作業の写真です!


カテゴリ:細部へのこだわり
投稿日:2010/06/02
前回、ご紹介した「刀耳」には、実は、私たちのメーカーとしてのある想いが込められています。
サムライといえば、容易に「刀」を思い浮かべる人も多いことでしょう。しかし、私たちの大切なデニムの耳に「かたな」と命名し、当時、デニムの耳といえば「赤耳」が主流だった時代に、あえて色を変える、という決断をするまでには、結構、試行錯誤があったのです。
「刀耳」が誕生したのは、もう8年も前になります。もちろん耳の名前を決める際に「刀(かたな)」という言葉はすぐに思い浮かんだのですが、それを実際に採用するかどうか、という段階では賛否両論ありました。世の中は、あの世間を震撼させたNew York WTCテロ事件の悲惨な記憶がまだ人々の脳裏から離れない頃でした。そんな時期に「刀」という「人を切りつけるもの」というイメージのある言葉を使うことに抵抗があったのが正直なところです。
世界中で自然災害による心痛いニュースが流れる中、日本でも、毎日毎日、人が人を傷つける悲惨なニュースが後を絶ちません。そんな中で、あえてサムライジーンズの顔ともいうべきS0510XXモデルに「刀耳(かたなみみ)」を採用する決断をした時、私たちは【侍であっても人を傷つけるのはやめよう。刀は身を守るためにあり、人を傷つける為にあるのではない】というメッセージをこの耳に託すことに決めたのです。
≪刀を内に秘め、むやみに抜かない。しかし侍(さむらい)であることの誇りは決して忘れない≫
現在、サムライジーンズのデニムの耳の基本として受け入れられている「刀耳」には、当時の私たちのこのような想いが込められていることを知って、そしてサムライジーンズを長く愛用していただけることを願っています。
カテゴリ:モデルへの想い