2010スペシャル限定ジーンズ企画【五輪之書】

投稿日:2010/06/07

今回の企画は、サムライジーンズの原点である初代パッチに描かれている宮本武蔵と佐々木小次郎のうち、宮本武蔵に焦点を当てた企画です。宮本武蔵は組織の中で安定を求めることを嫌い、自分の可能性をどこまでも追及し続けながら雑草のように強くたくましく生き抜いたと言われています。名高い宮本武蔵の伝説には諸説ありますが、どの伝説にも共通する彼の『真の強さ』に惚れ込んで企画したのが今回の限定シリーズです。負け知らずといわれる宮本武蔵の記した兵法書「五輪之書」は非常に有名で、そこに書かれている論理は現代でも充分に通用するといわれています。その武蔵の戦いにおける哲学を、2010年スペシャル限定ジーンズのメッセージとして織りこみました。

この限定シリーズでは特に「天然」の染めにこだわりました。緯糸の天然染めによって通常では味わえない独特の風合いを出すことができ、穿きこむほどに益々個性が際立ち、穿き手にのみ与えられた特権である「世の中で唯一自分だけの色落ちと表情をもつジーンズ」を十分に楽しんで味わっていただけるものと自負しています。

 2010年スペシャル限定ジーンズ【五輪之書】は、地の巻、水の巻、火の巻、風の巻、空の巻、の5つで構成 

 

地の巻 

【臨 機 応 変】

様々な武器の長所を知り

適材適所に使い分ける能力をもって何事にも臨機応変に対応すべし

生地は、indigo100%で表現できる特濃色で染色。緯糸の染めは「柿渋」と「泥」を主とした天然染料。緯糸を染める事でデニムの裏は茶色になり、表はやや茶色がかったインディゴ色となる。

 

水の巻

【柔 軟 性】

常に変化を求めなければ成長せず、生き残ることはできない

水のように自由に流れる動きのごとく柔軟な対応をすべし

生地は、indigo100%で表現できる特濃色で染色。緯糸の染めは「淡藍」の天然染料。緯糸を染める事でデニムの裏は水色になり、表はやや水色がかったインディゴ色となる。

 

火の巻

【状 況 判 断】

まずは敵のデータを収集せよ。タイミングを見極める力を得、先手を取れ

生地は、indigo100%で表現できる特濃色で染色。緯糸は、天然のハーブ「ウコン」と「スオウ」で染め。緯糸を染める事でデニムの裏は赤色になり、表はややピンクがかったインディゴ色となる。

 

風の巻

【正 当 性】

迷いのない心を手に入れよ

情報を得、比較検討の上、我が流儀の極意をつかめ

生地は、indigo100%で表現できる特濃色で染色。緯糸は、天然のハーブ「ウコン」と「スオウ」「クチナシ」で染めた。緯糸を染める事でデニムの裏は黄緑色になり、表はやや黄みがかったインディゴ色となる。

 

空の巻

【有 善 悪 無】

智は有りなり。利は有りなり。道は有りなり。心は空なり。

生地は、indigo100%で表現できる特濃色で染色。緯糸は、天然の「炭」で染めた。緯糸を染める事でデニムの裏は灰色になり、表はややグレーがかったインディゴ色となる。

 

 これら五輪之書シリーズは、単に限定というだけではなく、同じS5000VXでありながら、それぞれに個性的で違った表情を見せてくれる5種類のデニムの違いを感じつつ、色落ちさせる楽しみを今一度実感していただけるのではないかと思っています。ぜひ5本を手にしていただきたいと思います。

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「刀耳(かたなみみ)」へ込めた想い

投稿日:2010/06/02

前回、ご紹介した「刀耳」には、実は、私たちのメーカーとしてのある想いが込められています。

サムライといえば、容易に「刀」を思い浮かべる人も多いことでしょう。しかし、私たちの大切なデニムの耳に「かたな」と命名し、当時、デニムの耳といえば「赤耳」が主流だった時代に、あえて色を変える、という決断をするまでには、結構、試行錯誤があったのです。

「刀耳」が誕生したのは、もう8年も前になります。もちろん耳の名前を決める際に「刀(かたな)」という言葉はすぐに思い浮かんだのですが、それを実際に採用するかどうか、という段階では賛否両論ありました。世の中は、あの世間を震撼させたNew York WTCテロ事件の悲惨な記憶がまだ人々の脳裏から離れない頃でした。そんな時期に「刀」という「人を切りつけるもの」というイメージのある言葉を使うことに抵抗があったのが正直なところです。

世界中で自然災害による心痛いニュースが流れる中、日本でも、毎日毎日、人が人を傷つける悲惨なニュースが後を絶ちません。そんな中で、あえてサムライジーンズの顔ともいうべきS0510XXモデルに「刀耳(かたなみみ)」を採用する決断をした時、私たちは【侍であっても人を傷つけるのはやめよう。刀は身を守るためにあり、人を傷つける為にあるのではない】というメッセージをこの耳に託すことに決めたのです。

≪刀を内に秘め、むやみに抜かない。しかし侍(さむらい)であることの誇りは決して忘れない≫

現在、サムライジーンズのデニムの耳の基本として受け入れられている「刀耳」には、当時の私たちのこのような想いが込められていることを知って、そしてサムライジーンズを長く愛用していただけることを願っています。

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